
検索して来てくださった方に、まず結論を正直に言います。
雨だからといって入場料が安くなる制度は、現時点では兼六園にはありません。大人320円は晴れでも雨でも同じです。
ただ、年間を通じて無料で入園できる日が複数設定されており、日や条件によっては通常料金を払わずに入園できるケースがあります。
この記事では、兼六園の入場料の基本情報から、実際に使える無料・割引情報まで、訪問前に知っておきたいことをすべてまとめました。
兼六園の入場料はいくら?

まず前提として、兼六園の入場料は以下のとおりです(2024年時点)。
| 区分 | 料金 |
| 大人(18歳以上) | 320円 |
| 小人(6歳~18歳未満) | 100円 |
6歳未満は無料で入園できるため、子ども連れのご家族であれば大人分だけ支払えばOKです。
大人320円という金額は、日本三名園の中でも手頃な部類に入ります(岡山の後楽園は大人500円、水戸の偕楽園は梅まつり期間以外は320円)。
なぜ「雨の日割引」がないのか?
雨の日割引が設定されていない理由は、兼六園が石川県が管理する公共の文化財であるためです。
民間運営の観光施設であれば天候や集客状況に応じた価格変動を設けることができますが、公共施設の場合は料金設定に一定の制約があります。
また、前述のとおり雨の日の兼六園は「空いていてゆっくり回れる・水景が美しい」という点で、むしろ晴れの日と比べても体験の価値は下がらないという判断もあるかもしれません。320円という金額を考えれば、天候に関係なく十分に元が取れる観光地といえます。

雨の日の兼六園全体の歩き方をまとめた記事もあわせてご覧ください。入口の選び方から雨の日の見どころまで、はじめての方にもわかりやすく解説しています。
無料で入れる日は、意外と多い!
雨の日の割引はないものの、年間のうち特定の日に限り、入場料が無料になります。早朝(開園時間前)、観桜期、お盆、年末年始、11月3日(文化の日)などが代表的なものになります。
早朝(開園時間前)
| 期間 | 早朝開園時間 | 最終入園時刻 |
| 3月1日~ 3月31日 | 5:00~6:45 | 6:30 |
| 4月1日~ 8月31日 | 4:00~6:45 | 6:30 |
| 9月1日~10月15日 | 5:00~6:45 | 6:30 |
| 10月16日~10月31日 | 5:00~7:45 | 7:30 |
| 11月 1日~ 2月末日 | 6:00~7:45 | 7:30 |
(2026年4月1日現在)
観桜期:桜の開花に合わせて約1週間(2026年は4月2日〜8日)
無料なのに、兼六園の桜は本当にすごい。でもこの時期だけは「空いている」という話はできません。それでも行く価値はある。
お盆:8月14日〜16日、年末年始:12月31日〜1月3日
帰省や旅行と重なりやすい時期なので、覚えておいて損はないです。
11月3日(文化の日)
その他
- 石川県民は毎週土・日曜日は入園料免除(要証明書)
- 金沢百万石まつり(6月上旬の3日間)
- 石川県の65歳以上の方
- 障害者の方(介護者1名も無料)
※小立野料金所で車椅子の貸し出しを行っています。
石川県民向けの特典、毎週土・日曜日は県民証明で無料。他県からの移住者として言わせてもらえば、これは普通に嬉しい制度でした!
兼六園周辺施設とのセット割はある?
兼六園と文化施設1か所がセットで500円になる「プラスワン利用券」があります。
文化施設
- 金沢城公園 菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門
- 石川四高記念文化交流館(石川近代文学館)
- 石川県立美術館
- いしかわ赤レンガミュージアム 石川県立歴史博物館
- いしかわ赤レンガミュージアム 加賀本多博物館
- いしかわ生活工芸ミュージアム
料金や内容は2026年4月現在の状況になります。兼六園の後に金沢城を散策する予定がある方は、窓口でセット購入してみてください。
また、石川県立美術館・石川県立歴史博物館など兼六園周辺の施設は独立した料金設定になっていますが、兼六園と近接しているため徒歩でのはしご観光がしやすい立地です。
再入園できる、という事実をぜひ覚えておいてほしい!

これ、意外と知られていない。当日中であれば、兼六園は再入園できます。
入場時に受け取るスタンプ・半券などを保管しておいてください。見せるだけで「どうぞ」って感じで再入場できます ^^
雨の日にはこれが特に有効です。
何度でも再入場出来るので、雨が強くなったら外に出て、桂坂口あたりの茶店で甘いものを食べながら待つ。雨が少し弱まったタイミングでまた戻る。時雨亭でお抹茶をいただいて、気分が整ったら園内に戻る。
320円で、こういう使い方ができます!
雨が強くなってきたら、兼六園から徒歩数分の屋内施設に移動する。雨宿りしながら文化に触れて、雨が弱まったらまた戻る。そういう半日の組み立て方が、雨の日には一番しっくりきます。
結論
最初の話に戻ります。
「雨だから安くしてほしい」ではなく、「雨だから来てよかった」
雨の日の兼六園は、空いています。人が減ります。水景が変わります。霞ヶ池の水面に、雨粒が落ちる音がします。
晴れた日の兼六園が「記念写真を撮る場所」だとしたら、雨の日の兼六園は「ただ、そこにいる場所」という感じがします。
言葉にするのが難しいのですが、移住してから何度も足を運んで、雨の日だけに出会える兼六園というものが確かにある、とわかってきました。
割引はありません。でも、雨の日の320円は、晴れの日の320円と同じ値段で、違う体験が買えます。

雨の日の兼六園全体の歩き方をまとめた記事もあわせてご覧ください。入口の選び方から雨の日の見どころまで、はじめての方にもわかりやすく解説しています。

庭園全体の基礎知識を知っておくと、見るものひとつひとつの味わいが変わってきます。「六勝」の意味、エリアごとの見どころ、入口の選び方まで、まとめて確認したい方はこちらをご覧ください。