
兼六園を訪れる観光客のほとんどが知らない、隠れた入口があります。
上坂口(かみさかぐち)は、7つある兼六園の入口の中で最も利用者が少ない、知る人ぞ知る入口です。石段を上っていく小さな入口で、観光客にはあまり知られていないため、混雑するシーズンでも余裕で入園できます。
このサイトは、40代で石川県に移住した運営者が好奇心で何度も歩いて確かめた金沢、石川県の観光ガイドです。
その経験から「ほかの観光客とは少し違うルートで兼六園を楽しみたい」という方に、上坂口はとくにおすすめしたい入口です。
ただし、事前に知っておくべきポイントもいくつかあります。散策前に少しだけ予習しておくと、当日がぐっと充実したものになります。
この記事を読み終えると、以下のことが理解できます。
- 観光客にはほとんど知られていない穴場である理由
- 上坂口の場所と、バス・車・徒歩それぞれのアクセス方法
- 上坂口を起点にした散策ルートの流れと所要時間の目安
- 車いす・ベビーカー等をご利用の方におすすめできない理由
- ほかの観光客と違うルートで兼六園を楽しめる特別感
はじめて兼六園を訪れる方も、久しぶりに訪れる方も、ぜひ旅行前にご一読ください。
上坂口とはどんな入口?

上坂口は、兼六園の北東側に位置する入口。
7つある入口の中で最も小さく、最も利用者が少ない入口で、観光客にはほとんど知られていない存在。
石段を上って入園するやや個性的なアプローチが特徴で、「こんな入口があったのか」と驚く方も多いほど。
利用者が少ないからこそ、桜や紅葉のシーズン、大型連休中でも、落ち着いた雰囲気の中でスムーズに入園できます。
上坂口へのアクセス
バスでお越しの方
近くにバス停はありませんが、位置的には「兼六園下・金沢城」バス停と「出羽町」バス停の中間地点になります。「兼六園下・金沢城」バス停から上坂口を目指すと登坂で「出羽町」バス停からだと下り坂になります。どちらも徒歩で5~6分掛かります。
金沢駅からバスを利用する場合は、城下まち金沢周遊バスで「兼六園下・金沢城」バス停まで約20分、路線バスの「出羽町」バス停まで約15分です。
車でお越しの方
車でお越しの場合は、公営の駐車場であれば兼六駐車場が最寄りの駐車場になります。入口まで徒歩約4〜5分ほどです。
また、兼六坂を挟んだ反対側に民間企業が運営している「パーキング」もあります。距離的には徒歩2~3分ぐらいになります。ただ、横断歩道や信号がないためおすすめしません。
徒歩でお越しの方
金沢城公園からアクセスする場合、桜ヶ岡口に入らず坂をひたすら登っていけば上坂口の階段が見えてきます。
入口を入るとすぐ見えるもの
上坂口から石段を上り切ると、兼六園の中でも比較的訪れる人が少ない静かなエリアが広がります。人気の桂坂口周辺とは対照的に、ゆったりとした空気の中でのんびりと散策をスタートできます。
明治紀念之標(めいじきねんのひょう)

西南戦争で戦死した石川県出身の兵士たちを弔うために建てられたもので、日本で最初の銅像として知られています。
曲水(きょくすい)

辰巳用水からつながる流れで、園内をゆったりと流れる小川です。春には桜並木も楽しめるため兼六園の自然の豊かさをしみじみと感じながら散策できます。
山崎山(やまざきやま)

兼六園の東側にある小さい山で、秋になると山全体が紅葉に染まり、兼六園の中でも特に美しい紅葉スポットとして知られています。
上坂口からの散策ルート

兼六園の公式サイトでは、園内を時計回りで散策するルートを推奨しています。上坂口からもそのまま時計回りに進んでいくと、兼六園全体をバランスよく回ることができます。
上坂口から石段を上り切ると、まず目に入るのが明治紀念之標の大きな銅像です。歴史ある銅像をゆっくり見学したら、そのまま曲水の上流を目指して歩いていくと山崎山へとたどり着きます。秋には山全体が紅葉に染まる美しいスポットです。
山崎山をぐるりと回ったら曲水沿いに戻りながら根上松・梅林エリアへ。さらに進むと瓢池・翠滝・夕顔亭の落ち着いた場所へとたどり着きます。最後は、霞ヶ池・徽軫灯籠・唐崎松といった兼六園の定番スポットが待っています。
上坂口からのルートは、人が少ない静かなエリアからスタートして、進むにつれて兼六園の定番の景観へとじわじわと近づいていく、発見の多い散策コースです。「知る人ぞ知るルートから始まる兼六園」を、のびのびと楽しんでください。
所要時間は、ゆったり回った場合で1時間30分〜2時間が目安です。人が少ないエリアからスタートするため、写真を撮りたい場所で立ち止まりながら、自分たちのペースでゆっくり楽しめます。
再入場ルールを知って金沢観光をもっと快適に!旅行前に知っておきたい再入場ルールをわかりやすく解説しました!

こんな方におすすめ
上坂口は、次のような方に特におすすめの入口です。
ほかの観光客とは違うルートで兼六園を楽しみたい方
利用者が非常に少ないため、「自分たちだけの兼六園」を体験したい方にぴったりです。知る人ぞ知る入口からのスタートが、散策をより特別なものにしてくれます。
混雑を徹底的に避けたい方
桜や紅葉のシーズン、大型連休中でも利用者が非常に少なく、ほかのどの入口よりも静かな入園体験ができます。
体力に自信のある方
上坂口はバス停からも遠く、坂や石段を上って入園する入口です。急な段差が続くため、ある程度の体力が必要になります。しかし、石段を上り切った先に広がる静かな景観と、人の少ない兼六園からスタートできる爽快感は、その体力を使う価値が十分にあります。
注意したいところ
上坂口は石段のある入口です。足腰に不安がある方や車いす・ベビーカーをご利用の方には残念ながらおすすめできません。段差のないフラットな道が続く小立野口をご利用ください。
さらに、上坂口は小さな入口で案内板も少ないため、はじめて訪れる方は入口を見つけにくいと感じることがあります。
入口選びに迷ったときは? 7つの入口を目的別・状況別にまとめた比較記事が参考になります。旅行前にさっと確認するだけで、当日の入口選びに迷わなくなります。

お急ぎですか? こちらでは、7つの入口の場所・アクセス・坂道の有無・車いす対応を一覧でまとめた記事で「サクッ」と比較できます。

よくある質問(FAQ)
まとめ
上坂口は、7つある兼六園の入口の中で最も利用者が少ない、知る人ぞ知る穴場の入口です。
混雑するシーズンでも静かで落ち着いた入園体験ができ、「ほかの観光客とは少し違う兼六園の楽しみ方をしたい」という方に、自信をもっておすすめできます。
知らなければ通り過ぎてしまうような小さな入口から兼六園へ足を踏み入れる体験は、きっと旅の特別な思い出になるはずです。
入口選びに迷ったときは? 7つの入口を目的別・状況別にまとめた比較記事が参考になります。旅行前にさっと確認するだけで、当日の入口選びに迷わなくなります。

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入口選びができたら、次は兼六園の回り方も確認しておきましょう。所要時間の目安や定番スポットの見どころ、おすすめの散策ルートを詳しく解説しています。
